季節
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夜回りの拍子木響く寒の月
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室咲や祖母嫁入りの船簞笥
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旅立ちの朝の膳に寒卵
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亡き犬の爪痕のこる畳替え
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寄鍋の宴の果ててうつつかな
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足湯して友と語るや星月夜
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珈琲豆挽くや香の立つ冬の朝
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初風呂や昨日の憂ひ昨年のこと
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探梅や坂道行きて昼の月
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飛行機の見えず雲引く冬の空
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月光に落ち葉吹き上ぐ古刹かな
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ポインセチア古きホテルの長廊下
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春一番衣まとひつく女坂
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新雪を踏み行く罪を犯すごと
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底冷えや牧師は愛を解いてをり
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刈り残る田の水光る小六月
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春光や雉鳩の足すきとおり